毎年5月15日は、京の三大祭のひとつである「葵祭」が行われます。「賀茂祭」ともいわれるこの祭は、祭儀に関わる人々をはじめ牛車や氏子の軒下に至るまで「双葉葵」を掛けたことから江戸時代以降「葵祭」と呼ばれるようになったとか。平安装束を身にまとった行列はとても優美で見ごたえがあります。 起源は、欽明天皇(531年即位)の代に国内中が風水害に見舞われ凶作をもたらし疫病が広がったため、天皇が勅使をつかわし「鴨の神」の祭礼を行ったところ、天候も平穏、疫病も治まったことがはじまりだと言われています。嵯峨天皇(819年)の頃には最も重要な恒例祭祀に準ぜられるようになりました。 今日に至るまでは、中絶となったり再興されたり何度かあったようですが第二次世界大戦後の昭和28年から旧儀に基づいて復興されたそうです。 京都御所を出発した行列は、まずは下鴨神社に到着。そこで「社頭の儀」が行われます。宮司祝詞奏上の後、舞殿にて勅使が御祭文を奏上、次いで宮司と権宮司が幣物を神前に奉納すると、勅使が神録を受けて冠を挿す。陪従が歌を唱え馬寮使代が馬を率いて舞殿を3周し、陪従が駿河歌を唱え、舞人は舞殿で「東遊び」を舞うという順で執行されていきます。その後、糺の森では「走馬の儀」が始まります。400mほどの馬場を疾走する走馬を一目見ようとたくさんの見物客が訪れます。 再び、行列を整えて上賀茂神社へ出発。到着後、同じく「社頭の儀」が行われ「葵祭」は終わります。 広範囲にわたる行列で、毎年人出も多く京都人の楽しみのひとつです。 |
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